- 著者
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三浦 保範
- 出版者
- 日本鉱物科学会
- 雑誌
- 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
- 巻号頁・発行日
- vol.2005, pp.72, 2005
1)石英とカリ長石からなる急冷コロナ組織の三種類が、高松香川地区の地下の破砕岩(610m)から発見された。2)カリ長石(rim)と石英・長石ガラスからの沸石(core)のコロナ組織は、複合的"coronas in coronas"を示す。3) コアの部分が流動的になって、埋没時に沸石化して変質している。4) 花崗岩のメルトした鉱物がコロナ組織の骨格を形成している。5) コロナ組織の鉱物は、火山岩や塩基性岩の組成が混入せず、衝突時に混入した組成(炭素)が多量に含まれている。5)これらは、高松・香川地域の埋没衝突孔が花崗岩の衝突急冷でできたことを示している。