著者
青木 圭子
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.120-120, 2006

近年の分子シミュレーションの発達は目覚しいものがあるが、液晶などの異方性の強いソフトマターを扱うにはまだ問題点も多い。それは、異方性に伴って時間スケールが混在することにより、系に容易にストレスが生じやすく、かつ大きいゆらぎに伴い統計量がとりにくいからである。登壇者らは、最近、そうした点を考慮し、液晶に適合した新しいシミュレーション法をいくつか開発してきた。これらの方法は、直接実験結果との比較を念頭に開発されている。本講演では、なぜそうした液晶の本質に適合するシミュレーション法が必要なのかを中心に、シンプレティック積分法などの周辺技術に関する情報もあわせて報告する。

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