著者
山本 真一 長谷場 康宏 樋口 博紀 菊池 裕嗣
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.93-93, 2009

可視光波長程度のオーダーの3次元周期構造を有するブルー相は、格子面に起因した複数の回折光から多色の小板状光学組織を呈する。本研究では、ブルー相が一定の格子面を基板に平行に向ける要因を、固体基板の表面自由エネルギーから検証した。数種の表面自由エネルギーの異なる固体基板に平行配向するブルー相の最安定格子面の比率を調べ、ブルー相の格子面が、固体基板の表面自由エネルギーと一定の相関を示す結果を得た。
著者
新保 仁男 荒岡 史人 後藤 正直 高西 陽一 石川 謙 竹添 秀男 ゴレツカ エヴァ ポチーハ ダミアン ミエツコウスキー ヨゼフ
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.190, 2007

ウレア液晶の極性カラムナー相(ColhPA相)において、極性構造を高速に緩和するモードが報告されている。我々は、ポリカテナーベントコア液晶の極性カラムナー相においても同種の高速緩和が存在することを確認し、光第二次高調波発生(SHG)によりダイナミクスの詳細な解析を行った。その結果、本モードの緩和速度は7マイクロ秒より高速であることがわかった。
著者
及川 一摩 物部 浩達 中山 健一 木許 崇寿 土屋 和彦 ハインリッヒ べノア ギヨン ダニエル 清水 洋 横山 正明
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.223-223, 2006

液晶相、あるいはその異方的な高次の秩序構造を反映した固体結晶相を含有する液晶性半導体は、電子材料として有望と期待される。我々は、カラミティック液晶の液晶相、およびその固体結晶相に着目し、チオフェンをベースとした高移動度液晶系の構築を行っている。今回高いドリフト移動度を示す8-TNAT-8の結晶性薄膜を用いて電界効果トランジスタの試作と測定、そして薄膜の分析を行い、FET特性と薄膜の秩序構造について考察した。
著者
山口 留美子 木村 淳治 佐藤 進
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.7-7, 2007

PVCi配向膜は、光2量化によって方位角アンカリング力を増加するため、アンカリング制御による光書き込みが可能である。さらに過剰な紫外線照射によって生じる容易軸変化を利用するとき、光消去な液晶材料と消去不可能な液晶材料が明らかとなった。1種類のホスト液晶に添加剤を加えることで消去不可能から可能に、この混合液晶に新たな添加剤を追加することで再び消去不可能にと、液晶層側から配向膜の特性を制御した。
著者
金 善南 塩澤 崇博 緒方 智成 野中 敬正 栗原 清二
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.229-229, 2007

フォトニック結晶というのは誘電体の構造的な周期性によって特定の波長の光だけを反射する。つまり誘電定数を変えることで、光の制御ができる材料である。自然界では、例えば、虹色で輝く魚や蝶の羽などで見られる。一方、ブラッグ式によると反射波長は主に結晶の間隔と屈折率に依存する。フォトニック結晶に光応答性を導入することで、光によって屈折率変化が伴い、光-光制御機能を有するフォトニック結晶の開発が可能となると思われる。 本研究では、光応答分子であるpush-pull型アゾベンゼン分子を含む高分子液晶材料を合成し、silica逆オパール周期構造に充填することで可逆性のある光応答性のオパールフィルムを作製、照射によるブラック反射のスイッチングについて調べることを目的とした。
著者
青木 圭子
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.120-120, 2006

近年の分子シミュレーションの発達は目覚しいものがあるが、液晶などの異方性の強いソフトマターを扱うにはまだ問題点も多い。それは、異方性に伴って時間スケールが混在することにより、系に容易にストレスが生じやすく、かつ大きいゆらぎに伴い統計量がとりにくいからである。登壇者らは、最近、そうした点を考慮し、液晶に適合した新しいシミュレーション法をいくつか開発してきた。これらの方法は、直接実験結果との比較を念頭に開発されている。本講演では、なぜそうした液晶の本質に適合するシミュレーション法が必要なのかを中心に、シンプレティック積分法などの周辺技術に関する情報もあわせて報告する。
著者
ウー テ ナイン 水沼 達郎 長野 恭朋 馬 恒怡 小川 由紀子 長谷場 康宏 樋口 博紀 奥村 泰志 菊池 裕嗣
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.146-146, 2011

Polymer-stabilized blue phase liquid crystal is one of the candidates for the next-generation display technology. In this study, effects of monomer/liquid crystal compositions on electro-optical characteristics of polymer-stabilized blue phase liquid crystal were investigated. By optimizing monomer/liquid crystal compositions, lower operating voltage, reduction in hysteresis and residual birefringence were achieved. However, some technical issues remain to be overcome.
著者
水嶋 繁光
出版者
THE JAPANESE LIQUID CRYSTAL SOCIETY
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.2-2, 2005

TFT-LCD displays are attracting attention as energy-saving and eco-friendly products ontop of wide application under growing markets of flat panel TVs and mobile products.In this environment, TFT-LCDs are required for further innovations as very key devices.Therefore, we are continuously developing leading-edge technologies which createnext-generation application to meet these wants.It will introduce the vision of applied market created by the technology that can do bythese approaches.