著者
常住 亜衣子 石川 ひろの 木内 貴弘
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.335-344, 2013

目的 : 医療面接における医師・患者間コミュニケーションスキル評価尺度の概要と問題点を明らかにする.<br>方法 : 先行研究,2009年以降の文献レビューより欧米で広く使用される尺度を収集した.尺度の評価項目をthe Kalamazoo Consensus Statement(KCS)を参考に分類した.<br>結果 : 対象とした10尺度の全項目の83%がKCSの示す領域いずれかに分類された.<br>考察 : 医師・患者間コミュニケーションに必須のスキルについて一定の合意形成が示唆されたが,実証的根拠を示す研究がさらに必要である.理論的根拠に基づき構成され,使用する場面に適した信頼性の高い評価ツールの選択・開発が求められる.

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医療面接(Medical Interview)はもともと問診(病歴聴取・History Taking)であったとのこと.感覚的には別物と感じてしまいます.https://t.co/oTaBvoAYqY そのこと自体がコミュニケーションの相互性に対する無意識的な理解の欠如なのかも.

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