- 著者
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王 立
加藤 信介
黄 孝根
- 出版者
- 東京大学生産技術研究所
- 雑誌
- 生産研究 (ISSN:0037105X)
- 巻号頁・発行日
- vol.68, no.1, pp.59-61, 2016
アクティブチルドビーム(ACB)と液冷空調システム(LCAC)を設置している標準執務室の室内温熱環境を評価するために,数値流体解析により室内温熱環境寄与率(CRI)を計算し,室内の各熱源が人体周り0.2m 離れの処に与える影響を検討した.その結果,ACB はドライFCU と比べ,室内インテリアゾーンの温熱性状に大きく影響したことが分かった.また,LCAC で処理されたパソコン等の室内発熱機器は各人体に均一な影響を与えた結果が見られた.そして,各壁面は壁体近傍の狭い範囲の人体に顕著な影響を与えたことが確認された.