著者
都甲 康至 栗原 隆
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

日本食の世界的なブームに伴い日本の安全・安心な生鮮食品の海外への需要が急速に高まってる。政府もTPP対策や農林水産業の活性化を図るために生鮮食品の輸出に関する公的支援が活発化しているが、地方都市に目を向けるとそこには様々な問題がある。そこで農林水産物等の国内生産から輸出相手国の消費に至るまでの一連のプロセスを社会システムととらえ、地方都市における既存の地域産品の輸出に係る諸問題を解決し、新たな社会システムを構築するために必要なデザイン要件と方法論の研究が必要と考えた。本論文はその基礎研究として、まず既往研究から現在の社会システムに係るステークホルダーとその役割を導出し、次に彼らが抱える諸問題を明らかにするために、北部九州で現在、農林水産物等の輸出に取り組んでいる関係機関に対して聞き取り調査を行い、その調査結果から得られた関係機関が抱えている諸問題を明らかにした。そして「地域産品グローカル・バリューチェーン構想」の概念図を仮説として提示し、最後に結論として地方都市において地域産品輸出促進プラットホームのような社会システムをデザインするにあたって参考となるような基本的考え方について述べた。

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こんな論文どうですか? 地域産品の輸出促進を図る社会システムデザインに関する基礎研究:ー北部九州における関係機関の活動事例研究を通じてー(都甲 康至ほか),2016 https://t.co/315vbjBPC1
1 1 https://t.co/7P9laLlMQY
こんな論文どうですか? 地域産品の輸出促進を図る社会システムデザインに関する基礎研究:ー北部九州における関係機関の活動事例研究を通じてー(都甲 康至ほか),2016 https://t.co/315vbjBPC1

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