著者
五代 孝輔 西谷 憲明
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.315_3, 2016

<p> 「ねこちゃん体操」を始めとする山内実践に学びつつ、児童の認識内容を深めることが技能獲得へつながると考えて実践してきた。しかし、筆者の学級ではうまくいかないことが多かった。そこで、体の外側への働きかけと同時に体の操作を大切にすることで、みんなが共有できる内容が広がり、技能獲得につながるのではないかと考えた。かかえ込み跳びの技能獲得を目指し、「マット跳び越し」を教材にした。その理由は、マット跳び越しは跳び箱から落ちるなどの恐怖心を避けることができ、マット上で起きている体の操作に学習を焦点化しやすいと考えたからである。この学習を通して、クラス全員がかかえ込み跳びを跳べるようになった。グループ内異質集団での対話を通して浮かび上がった技能獲得と認識内容の関係性を整理したので報告する。また、技能獲得では「トン・キュッ・ポン・ピン」などの合言葉で、「踏切・体を固めること・着手・着地」の一連の動作を表した。児童一人ひとりの体の使い方はそれぞれであるが、グループ毎の合言葉が生まれ、合言葉を中心に学習を進めることで、かかえ込み跳びのリズム感覚が養われ、技能獲得につながったように思える。</p>

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こんな論文どうですか? 11教−26−口−72 グループ内の対話を通した児童の技能獲得と認識内容との関係性に関する一考察:小学校中学年における跳び箱のかかえ込み跳び(五代 孝輔ほか),2016 https://t.co/uNrM0eBv02 <p>…
こんな論文どうですか? 11教−26−口−72 グループ内の対話を通した児童の技能獲得と認識内容との関係性に関する一考察:小学校中学年における跳び箱のかかえ込み跳び(五代 孝輔ほか),2016 https://t.co/uNrM0eBv02 <p>…

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