著者
佐原 亘 菅本 一臣
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.750-753, 2016
被引用文献数
1

<p> 肩は上肢の基盤ともいえる部位であり,肩甲上腕関節と肩甲帯から構成される.肩甲上腕関節は体の中で最も広い可動域をもつ関節であり,その肩甲上腕関節が機能を十分発揮するためには肩甲帯が機能的に働くことが必要不可欠である.肩甲帯は通常の関節のように関節包や靱帯によって支えられておらず,肩甲骨に付着する筋群によって複雑にコントロールされている.そのため肩甲帯がどのように動いているのか,その仕組みを知ることは肩や上肢のリハビリテーションを考えるうえで非常に重要である.本稿では肩甲帯の解剖とその運動の仕組みについて解説する.</p>

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胸鎖関節 挙上/下降は約5°から約 15°.水平屈曲/伸展は約 30°伸展位から約 60°.軸回旋は約 35°後方回旋 肩鎖関節 上肢が挙上するに従って,鎖骨に対して肩甲骨は約15°内転,約 20°上方回旋,約 20°後傾. また,回転軸を用いた解析を行うと約 35°回転 https://t.co/lahiyj3XdU #CiNii https://t.co/YQSJIkr8K2

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