著者
嶋津 拓
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.150, pp.56-70, 2011

<p> この20年ほどの間に,言語教育の世界において,「言語政策」と言われるものが注目を集めるようになってきた。その背景には,単一言語主義や単一言語状態を是認する考え方への反発,さらには,そのような考え方を追認するような新自由主義的発想への異議申立があるものと考えることができるのだが,言語政策が注目を集めるようになったのと並行して,「言語政策研究」というディシプリンも認知されるようになってきた。本稿では,かかる言語政策研究について,なかでも日本語教育に関連する言語政策研究について,その現状を概観する。また,将来的な課題について考えてみたい。</p>

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例えばこの論文に出てくる20年前に日本語教育関係者が言ったセリフ「日本の言語政策の特徴は言語政策を持たないことである」は、今もまったく変わってないことがわかる。 CiNii 論文 - 言語政策研究と日本語教育 https://t.co/QOvrhnXnQO https://t.co/EdFnzQaNe6

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