著者
景山 望
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.145, 2013

これまで長期間の隔離生活を伴う深海潜水時のストループ干渉は,隔離生活等による心理的ストレスではなく,高圧曝露や環境圧の大きさ等の物理的要因によって変化することを明らかにした.しかし,これまでの研究に用いたシミュレータ環境では,心理的ストレスは小さいことが報告されており,実海面で長期間の深海潜水を行った場合,心理的ストレスの増加,単純反応時間は遅延することが報告されている.本研究では,実海面での深海潜水訓練中の心理的ストレスの有無とストループ干渉について,2種類の質問紙(日本語版POMS質問紙,GVA質問紙)と,4つの課題から構成され2種類のストループ干渉を測定できる新ストループ検査Ⅱを用いて検討した.訓練期間中のストループ干渉の変化や心理的ストレスは見られなかった.本研究の結果から,実海面での潜水作業においても,心理的ストレスは小さく,ストループ干渉に影響しないことが示唆された.

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こんな論文どうですか? 実海面深海潜水時におけるストループ干渉の変化(景山 望),2013 https://t.co/1QbetvuXHO これまで長期間の隔離生活を伴う深海潜水時のストループ干渉は,隔離生活等による心理的ストレスではなく,高圧曝露…
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