著者
川井 潤
出版者
日本リアルオプション学会
雑誌
リアルオプションと戦略
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.20-23, 2016

米国流のチェーン理論に基づき1970年代から産業化・発展してきた国内外食産業の市場規模は、1997年をピークに縮小を始めました。現在、少子高齢化はもとより、食の安全安心意識の高まり、ブラック企業問題など、外食企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。このような変革期にあって、1999年に大手商社の社内ベンチャーとして起業、「マルチブランド・マルチロケーション戦略」を軸に2005年に東証マザーズ上場を果たしたクリエイト・レストランツ・ホールディングス社。2013年に東証一部に上場後は、新たに「グループ連邦経営」を標榜し、独自のM&A戦略により成長を加速させています。その変化に対応する柔軟なビジネスモデルのあり方について議論させて頂きます。

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