- 著者
 
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             楊 慶雲
             
             花岡 利幸
             
             大山 勲
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 公益社団法人 日本都市計画学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 都市計画論文集
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.37, pp.799-804, 2002 
 
          
          
          
        
        
        
        中国成都市の府南河総合整備事業は1992-1997年の5カ年の短期間に実施された都心大規模再開発事業である。この事業は(1)洪水防止、過密人口移転、歴史資源復元、公園・緑地整備、道路整備、下水道整備を目標とする総合整備事業であり、事業区域面積357haに及ぶ都市中心部の再開発事業である、(2)この事業は10万人の移転事業を含み、5年という短期間に行った、(3)民間投資を中心とする資金調達で財源を賄っている、などの特徴を持つ。本論は、中国成都市の都市計画が、都心大再開発事業において如何にその実行可能性を確保したかを、実例を基に都市計画制度、総合計画策定、資金調達、実施体制の視点から分析したものである。