著者
増田 隆
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.10, pp.1159-1163, 2017

<p>KP漂白工程から排出されていたダイオキシン,クロロホルム等の環境問題から塩素,ハイポ漂白をやめ,漂白シーケンスをECF(elementry choline free)へと切り替えてきた。当工場では,D-Ep-Dが主流の中,ZD-Ep-Dを採用した。オゾン漂白導入は,日本製紙初であり,平成12年度1月導入当初,いろんな課題があったものの,現在は安定しておりパルプ品質,コスト及び環境面で重要なものとなっている。</p><p>しかし導入初ということもあり,オゾン発生装置の適切なメンテナンスが確立しておらず,設置13年後(平成25年度)にその能力が約6割まで低下した。今回は,平成26年度9月にオゾン発生プラントの能力回復工事(放電管更新及び開放洗浄,放電管飛び出し対策等)を行い,今後の能力維持のために定期メンテナンス事項を定め,1)供給酸素品質,2)オゾンガス洗浄塔の適正pH,3)各種熱交換性能維持に留意して操業を行っている。</p>

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