著者
青野 光子
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.227_3, 2017

<p>【1.緒言】近年、子どものロコモティブシンドローム(運動器症候群)が問題になっており、保育者養成学生においても体の硬い学生が目に付き、3年前よりロコモティブ・シンドロームの実態を探るべく新入学生に「しゃがみこみ」調査と実践対策を行なってきた。【2.研究方法】2015年~2017年 保育者養成短期大学学生1年生(130名)前期15回授業にて、第2回~13回にペア・ストレッチ(しゃがみ・はずみ運動等)、「雑巾がけ競争」と伝承遊び(郵便屋さん)を行い、第2回と第13回に「雑巾がけ」タイム測定を実施した。【3.結果と考察】(1)しゃがみこみができない学生の割合:130名中:平均10.5%~11.5%(2015~2016)、22.0%(2017)の学生に「しゃがみこみ」ができない学生がいることが判明した。その実践対策として、毎回、ペア・ストレッチ、雑巾がけと伝承遊び、物まね動物の実践を試み、以下の成果を得た。(2)「雑巾がけタイム」A/B/Cクラス平均:0.46秒短縮した。(3)「しゃがみこみ」ができない学生の割合:平均11.0%から5.4%に減少(2015,2016)した。【4.まとめ】:ペア・ストレッチ、雑巾がけと伝承遊びの実践において、ロコモ対策の効果が認められた。</p>

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