著者
塩原 哲夫
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.128, no.2, pp.177-182, 2018

<p>アトピー性皮膚炎(AD)は皮膚のバリア機能異常により生ずるとの仮説が一般的である.しかし角層水分量の多くは安静時に皮溝から排出される基礎発汗によりもたらされることを考えると,発汗障害はADにおける皮膚の乾燥の最大要因である可能性がある.本稿では,如何にADの病態は発汗障害に伴って進展していくかを,我々のデータを元に概説する.とくにADの治療を考える上で,外用剤の発汗に対する影響についての認識は必須である.</p>

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 4 posts, 2 favorites)

@tsumegaeru それに伴い汗孔が増えることで発汗量が増え皮膚症状が改善する、という内容でした。皮溝の分布の対比を電顕の写真を提示しての講演だったので理にかなった話だなと思って聞いていました。 塩原哲夫名誉教授の論文を検索されると該当すると思います。 https://t.co/gDC5FuFpHM

収集済み URL リスト