著者
近藤 祉秋
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

近年、日本の各地でニホンジカ(<i>Cervus nippon</i>)による獣害が問題とされるようになってきたことを受けて、国や地方自治体はシカ個体数の調整を喫緊の課題と見なすようになってきた。その動きを受けて、シカ肉の商品化が各地で試みられている。本発表では、九州山地のある「ジビエ」事業を事例として、ヘザー・パクソンが提唱したmicrobiopolitics概念をたよりとして、マルチスピーシーズ民族誌の観点から分析する。

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