著者
師田 史子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

本発表は、フィリピン・ミンダナオ島の賭博者による賭けの予想行為と、結果の受容の実践を通じて、賭けに勝つために「当てにできる」信念が生成され強化される過程を考察する。違法数字宝くじや闘鶏などに興じる賭博者が信じているジンクスや知識、賭けの技法は、「参照・解釈・共有」という契機からなる弁証法的な循環プロセスを経て強化し、真理化されてゆくとともに、同じ結果の反復を契機として新しい信念として確立してゆく。

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CiNii 論文 -  「賭け」が織り成す意味世界:現代フィリピンにおける賭博の実践から https://t.co/ENkoI4fXxV #CiNii

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