- 著者
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舟引 敏明
- 出版者
- 社団法人 日本造園学会
- 雑誌
- 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録
- 巻号頁・発行日
- vol.2010, pp.67, 2010
計画制度は、行政の目標とその実施のプロセスを定めるツールとして、特に利害調整のツールとして、重要な役割を持っている。特に近年様々な形で住民参加の計画づくりが進められるようになっており、その重要性は増している。都市の緑地空間確保行政においても、緑の基本計画を中心に、さまざまな名称の計画に類する制度が並立しているが、それぞれの計画の目的、対象、概念が異なっているためわかりにくい。本論では次の二つの視点が全体像の把握に有効であると考え、第一に計画が土地利用規制等を通じて国民に及ぼす効果の観点から、第二に計画策定への市民意見の反映・専門家意見の反映手続きから、それぞれ計画の分類・整理・分析を行い、緑地空間確保行政における計画制度の全体像を示している。