著者
宮本 万理子 横張 真 渡辺 貴史
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.48, 2012

本論説は文化財としての文化的景観の捉え方を提示するものである。本目的を達成するため、本論説では2つの研究目的を設定した。第一に、UNESCOによる文化的景観(Cultural Landscape)のカテゴリーに影響を与えたと考えられる学識者による文化的景観の定義を検討した。第二に、文化的景観(Cultural Landscape)のカテゴリーに影響を与えた学識者の一人であるWagner & Mikesellによる"文化的景観"の定義に基づき,土地履歴(景観と社会との関係性の履歴)の解釈からみた文化財としての「文化的景観」の新たな概念を提示した。さらに,地図および文書の所在の有無にもとづき土地履歴が辿れるか否かによって景観が分類された。こうした概念にもとづくと,(1)地図あり/文書あり、(2)地図あり/文書なし、(3)地図なし/文書あり、(4)地図なし/文書なし、に分類された。計画論的立場からは(1)地図あり/文書あり、が「文化的景観」として承認されやすい景観であると考えられた。

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@yurayura_audio こういう風に明示されてなくても土地履歴を拾えるリテラシー身につけたいよな。 この論文いいよ。土地の歴史の継承についてわかりやすく説明されてるし紹介されてる事例も面白い。 https://t.co/etDDnpVFwE

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