著者
吉田 至孝
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.296, 2003

PWRプラントの格納容器防護の観点から整備されたAMについて、人的過誤および設備故障が格納容器破損リスクに与える影響を考察した。その結果、AMの人的過誤は、操作過誤に比べて意思決定過誤が支配的であり、そのうち緊急時組織内における客観的なチェック機能の有無が、格納容器破損リスクを20%程度変化させた。従属性の強さを変化させた場合のリスク変化は4%程度であった。AMの設備故障は、低圧注入設備の影響が最も大きく、全てのAM設備の復旧要する平均修理時間を3倍にすると、格納容器破損リスクを13%程度増加させた。

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