著者
松本 奈緒
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.239_1, 2018

<p> 学校体育におけるダンス領域は、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動である。中学校の体育教諭がダンスの授業実施にあたり何を問題として捉えているのかという調査において、苦手意識を持つ生徒や恥ずかしさを感じる生徒への指導や働きかけとの回答もあり(松本、2013)、中学校段階のダンスの実施に関して生徒がダンスをどう捉えているのか実態を把握することの重要性が指摘できる。そこで本研究では中学生を対象とし、ダンス領域に対する嗜好・イメージを明らかにすることを目的とした。本研究の対象は中学校1年生、全138名(男子65名、女子73名)であり、研究方法は質問調査紙法による回答とした。研究の結果、以下の点が明らかとなった。ダンスの嗜好に関しては、ダンスを好きと回答したのは全体の58.0%(男子43.1%、女子71.2%)、嫌いと回答したのは全体の16.7%(23.1%、女子11.0%)であった。またダンスのイメージについては、楽しそう、かっこいい、リズムにのって踊る、激しく踊る、全身で表現という回答があった。</p>

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