著者
鈴木 浩之
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.1-14, 2016

<p>本研究では,子ども虐待の危機介入において,不本意な一時保護をされた保護者と児童相談所の協働関係の構築についてのプロセスとその構造を検討することを目的とする.研究においては,不本意な一時保護を体験した家族10組20人の研究協力者にインタビューを実施し,グレイザー派グラウンデッド・セオリーによりデータを分析した.その結果,33のコンセプトと12のカテゴリーが創出された.中核的なコンセプトは「折り合い」である.さらに,これらのカテゴリーは三つのステージに分類された.すなわち,「失う」「折り合い」「引き取る」である.これらの分析によって,不本意な一時保護を体験した保護者との協働関係を構築していくためには,「折り合い」にある,六つのカテゴリー「見通し」「支えられる」「担当者との関係」「話し合いの場」「子どもへの思い」「期待」の要件を整えることがソーシャルワークの課題であることが示唆された.</p>

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CiNii 論文 -   子ども虐待に伴う不本意な一時保護を経験した保護者の「折り合い」のプロセスと構造――子ども虐待ソーシャルワークにおける「協働」関係の構築―― https://t.co/KRqZlaQ9Qv
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