著者
内田 直子
出版者
夙川学院短期大学
雑誌
夙川学院短期大学教育実践研究紀要 (ISSN:18835996)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.1, pp.26-30, 2009

被服造形実習における、高校までの経験の実態と、短期大学で学んだことに関する満足度や技術の理解度を調査し、短期大学での被服造形実習の基礎段階の学習のあり方と今後の方向性を検討した。調査方法は、1年次の履修者に質問紙法によるアンケート調査を学習初回の4月と1年次最終回の1月に実施した。その結果、中等教育では簡易な被服製作や手芸が多く、取り扱われた種類も多様であった。短期大学で1年間実習を学んだ学生の達成感、満足感、充実感はいずれも80~90%を示した。しかし、技術の理解については、すべて一人で完璧にわかっているとは言い難い。このことから、被服造形実習の基礎段階においては、高校までの基礎部分を導入しながら、常に理解のフィードバック、並行して課題製作過程の節目毎に達成感を味わえる仕組みが必要であると思われる。

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