- 著者
-
荒川 勝彦
- 出版者
- 一般社団法人 日本体育学会
- 雑誌
- 日本体育学会大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.70, pp.260_2, 2019
<p> 本研究の目的は、1896年第1回アテネ大会から2016年第31回リオデジャネイロ大会までの、競泳種目における男女の優勝記録の変遷を調査することであった。競泳種目は50m自由形、100m自由形、200m自由形、400m自由形、女子800m自由形、1500m自由形、100m背泳ぎ、200m背泳ぎ、100m平泳ぎ、200m平泳ぎ、100mバタフライ、200mバタフライ、200m個人メドレー、400m個人メドレー、4×100m自由形リレー、4×200m自由形リレー、4×100mメドレーリレーであった。全ての種目で、4年毎の優勝記録は、短縮する傾向を示した。日本選手の優勝者は19名、日本リレーチームの優勝は2回であった。優勝記録の変遷には、世界新記録やオリンピック新記録を樹立できるような、卓越した才能や身体能力をもつ選手の出現。競泳技術やトレーニングの進化。スイミングウェアーの開発。スポーツ医科学、情報等のマルチサポートが関係していると考えられる。</p>