著者
山本 雄大
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.57-60, 2020

<p>「NUMBERS3」というくじは一般の宝くじとは違い当せん確率は一定なのに対して当せん口数が違うことから,人によって選ぶ数字に偏りがあり,数字に対する投票数の分布が一様でないことが予想される。また,一回の抽せんに対して,約500,000の投票が行われているため,当せん金額に数十万の投票が含まれており,それを数千回集めた当せん金額はビッグデータだと考えてよい。つまり,「NUMBERS3」は,「当せん金額が高くなるようにするにはどんな番号を選べば良いか」という課題から、ビッグデータを扱い、当せん番号を推測するという統計的に問題解決ができる教材だと考えた。本稿では,生徒がビッグデータを扱うことに教材として扱うための大きな課題があったため,生徒がICTを用いて、自由な発想で検証することで今回の課題を解決できるようなツールを同時並行で開発した。その上で3000回の当せん金額を分析した結果、誕生日に関わるような番号を除くなど,高い当せん金額を得られる当せん番号の傾向を多面的に分析することができた。</p>

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