著者
田原 敬
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.69-78, 2019

<p>新生児聴覚スクリーニングの普及や聴覚補償技術の発展を受け、聴覚障害者の聴覚活用を取り巻く環境は大きく変化してきている。そのような現状において、近年では聴覚障害者の環境音認知にも関心が向けられるようになった。そこで本研究では、聴覚障害者の環境音認知を扱った国内外の研究を整理し、補聴器装用者および人工内耳装用者における環境音認知の特徴や、聴覚障害者の環境音認知に関する新たなアプローチについて論じた。先行研究を概観すると、環境音認知は言語音認知と共通する点も多くみられ、環境音認知を高めることで、聴覚障害者の聴覚活用全般が向上する可能性が示唆された。一方で、聴覚障害者の環境音認知を扱った研究が少ないという現状もあり、環境音認知の発達過程の検討、評価バッテリーの開発、個人差をもたらす要因の検討、指導法の検討などが、今後の研究上の課題として挙げられた。</p>

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冒頭より引用 "先行研究を概観すると、環境音認知は言語音認知と共通する点も多くみられ、環境音認知を高めることで、聴覚障害者の聴覚活用全般が向上する可能性が示唆された。" CiNii 論文 - 聴覚障害者の環境音認知に関する研究の動向 ―実験的研究を踏まえた展望― https://t.co/mB3IB8eeAu #CiNii

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