著者
名嶋 義直
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.5-20, 2020

<p>グローバル化という世界的な変化の流れを考えれば,日本社会の目指す方向は「多様性に寛容な,ゆるやかな結束性を持つ社会」であろう.そこでの「新しい学習・教育」を考えた時,言語研究者には何ができるだろうか.本稿ではドイツや欧州評議会で展開されている「民主的シティズンシップ教育」に「新しい学習・教育」としての可能性を見出す.その上で,それをただ模倣するのではなくローカライズすることが重要であり,それを行えば,民主的シティズンシップ教育はさまざまな場面や手法で実践が可能であることを述べる.そして,多様な他者と「対話」を通して主体的に関わる活動の例を挙げ,「民主的シティズンシップ教育」が有する「新しい学習・教育」としての可能性を論じる.</p>

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