著者
旅田 健史 畠中 順子 高橋 美和子
出版者
一般社団法人 人間生活工学研究センター
雑誌
人間生活工学 (ISSN:13458051)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.37-43, 2002
被引用文献数
1

身近な家庭日用品にも、使い勝手などの人間生活工学的要素が要求されるようになってきている。本研究では家庭日用品の製品例としてトイレブラシを取り上げ、アンケート調査及び観察実験を通じて、トイレブラシへの人間生活工学的な要求事項を明らかにした。アンケート調査では、各家庭におけるトイレ掃除実態などについての質問を行い、「いつ、どこで、誰が、どのように」トイレブラシに関与しているか等を明らかにした。観察実験では、実験室内に仮設トイレを設置し、被験者に実際にトイレ室内全体の掃除及び便器掃除を行わせ、動作解析、及びヒアリングを行った。これらの調査結果から、トイレブラシは、トイレでの便器掃除という限定された目的の道具にもかかわらず、ユーザの要求事項はきわめて多様であり、使いやすいトイレブラシのためには、ユーザの身体寸法や掃除動作への適合性のほか、ユーザの生活環境や日頃の掃除習慣、満足感、達成感、爽快感などの心理面にも配慮していく必要があると思われた。

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こんな論文どうですか? トイレブラシの人間生活工学評価(旅田 健史ほか),2002 https://t.co/CbP5Ggto0D 身近な家庭日用品にも、使い勝手などの人間生活工学的要素が要求されるようになってきている。本研究では家庭日用品の製品例…

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