- 著者
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ウォン K.
- 出版者
- 日経サイエンス
- 雑誌
- 日経サイエンス (ISSN:0917009X)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, no.4, pp.52-63, 2003-04
この2,3年間に,人類とアフリカ類人猿の祖先との間に残る空白を大昔にさかのぼって橋渡しできるような,3つの素晴らしい発見が続いた。 パリにある国立自然史博物館の古生物学者ピックフォード(Martin Pickford)とセニュ(Brigitte Senut)は,ケニアのツーゲンヒルでオロリン・ツゲネンシス(Orrorin tugenensis,オロリンは現地語で最初の人の意味)という600万年前の人類化石を発見した。