- 著者
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佐藤 慎一郎
杉浦 彰彦
- 雑誌
- 第82回全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2020, no.1, pp.377-378, 2020-02-20
場の情報共有を目指す知的環境認識型ネットワークとして提案されたエリアIPフォンは,狩猟,災害,海難エリア等を対象に研究されてきた.本研究では,高速道路の渋滞多発エリアを対象に研究・開発を行う.具体的には,正確な情報収集とリアルタイム性を満たす渋滞情報の共有を実現し,交通事故防止を目指す.本提案では,渋滞に巻き込まれた最後尾にいる車両を基準に高速道路環境に適した3段階の警告範囲を設け,警告範囲ごとに異なる警告音声を再生することで距離や速度の変化に応じたエリアIPフォンによる渋滞情報の共有を行う.さらに,高速道路の状況に適した警告範囲を予測することで,適切な警告を提示し,事故低減を目指す.