著者
二見 邦彦 古川 緒恵 舞田 正志 片桐 孝之
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.101-103, 2020-01

近年,我々はDAPI標識Aeromonas hydrophilaを感染させたワキンを組織透明化技術CUBICにより透明化し,病原体や病巣を3次元的に可視化できることを報告した。しかしながら,メラニンの有意な除去や,暗視野で組織の構造を視認することが課題として残された。本研究では,クロデメキンを過酸化水素の前処理によりメラニンを完全に透明化し,さらにヨウ化プロピジウムで染色することにより暗視野で組織の構造を可視化した。過酸化水素による前処理は,緑色蛍光タンパク質(GFP)の蛍光を消失させないことから,生体内GFPのイメージングへの適用に期待できる。

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こんな論文どうですか? メラニン色素を持つ魚の全身透明化と内部構造可視化のための蛍光核染色(二見 邦彦ほか),2020 https://t.co/Muu4teawhn 近年,我々はDAPI標識Aeromonas hydrophilaを感染させたワキ…

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