著者
片野 良平
出版者
群馬県畜産試験場
雑誌
群馬県畜産試験場研究報告 (ISSN:13409514)
巻号頁・発行日
no.7, pp.49-53, 2001-03

系統豚グンマLは、能力の優れたオランダ系ランドレースの種の基礎豚を基に閉鎖群育種により作成された系統造成豚である。造成終了以後一貫して当場にて維持に取り組み普及を進めてきたがその現状と課題は以下のとおりである。1.維持状況:種雄豚7頭、母豚33頭の飼養規模にて維持を継続中であり、認定以後8年目を迎え、平均血縁係数29.7%、平均近交係数13.3%、遺伝的寄与率変動係数は2.04となっている。2.長所:産肉性を中心に改良された豚であり、現在でも良好な成績を維持している。また、乳頭については数、配置、形状ともに良好である。3.課題:肢蹄、体型および繁殖成績などに問題があるものと考えられるが、繁殖性については改善の方向にある。4.普及利用:現在農家の利用しやすい豚を目指して、繁殖能力の向上や流通方法の検討などに取り組んでいる。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

1 1 https://t.co/W6la2P6v8T
こんな論文どうですか? 系統豚グンマLの現状と課題(片野 良平),2001 https://t.co/VHnKDkEUuo 系統豚グンマLは、能力の優れたオランダ系ランドレースの種の基礎豚を基に閉鎖群育種により作成され…

収集済み URL リスト