著者
後藤 美津夫 松本 尚子 加藤 一雄
出版者
群馬県畜産試験場
雑誌
群馬県畜産試験場研究報告 (ISSN:13409514)
巻号頁・発行日
no.8, pp.62-65, 2002-03

本県の肉用銘柄鶏「風雷どり」の大型化を図るため、母系のGR(レッドロック由来)の代替えとして、増体の良いホワイトロック2系統(13系:劣性白、16系:優性白)を用い、風雷どりの父系のGSGH(薩摩鶏♂×比内鶏♀)に交配し、生産された交雑ヒナについて、増体、飼料の利用性、歩留まり等の生産性について調査した。1.交雑ヒナの羽装は、13系との交雑ヒナの雄は褐色の横班で、雌は灰褐色であった。16系との交雑ヒナは雌雄とも白色で、わずかに黒い差し毛が見られた。また風雷どりは雌雄とも赤褐色の羽装であるのに対し、ヒナの外観は大きく異なった。2.試験終了時(84日齢)の体重は、雌雄とも16系の交雑ヒナが最も大きく、雄が2.913kg、雌が2.312kgで、13系の交雑ヒナは、雄が2.818kg、雌が2.264kgで、いずれも風雷どりの雄の2.527kg、雌が2.022kgを上回り、飼料摂取量は体重の大きさに比例し増加した。3.正肉歩留まりは、16系の交雑ヒナが最も高く、13系のヒナは風雷どりと同様の割合であった。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 風雷どりの大型化を目的とした交配試験(後藤 美津夫ほか),2002 https://t.co/kdeHA5IQkq 本県の肉用銘柄鶏「風雷どり」の大型化を図る…

収集済み URL リスト