著者
菅野 史拓 児玉 勝雄 菅原 英範
出版者
岩手県農業研究センタ-
雑誌
岩手県農業研究センター研究報告 (ISSN:13464035)
巻号頁・発行日
no.2, pp.131-136, 2001-12

キャベツの種子重量は、軽いものから重いものまでほぼ正規分布に近い分布を示していた。種子重量が軽い種子からは小さな苗が、重い種子からは大きな苗が生産され、軽い種子ほど生育がばらつく傾向にあった。種子重量の違いによる苗の生育差は、活着に影響を与えており、定植後もその生育差が縮まることはなかった。そのため、キャベツの生育斉一化のためには、種子重量を揃える必要があると考えられる。また、小さな種子は、登熟前の未熟な種子を多く含み、発芽が弱く生育がばらつく傾向にあることから、除去する事が必要である。

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