著者
福井 弘之 近藤 正治
出版者
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
雑誌
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 (ISSN:1347099X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.106-110, 2001-12

本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した優良品種を選定し、普及促進を図るため、前年の成績を基にイタリアンライグラス早生系10品種、エンバク6品種について比較試験を実施した結果、次の成果が得られた。 (イタリアンライグラス) 生育特性:発芽、初期生育は概ね良好であった。草丈は供試品種の中で1番草はタチマサリのl13cm、2番草はエクセレントの103cmが最も高かった。倒伏は1番草でハルカゼにみられた。病虫害の被害は全品種共見られなかった。 収量特性:生草合計収量ではエクセレントの835kg/a、乾物合計収量でもエクセレントの220㎏/aが最も高い収量であった。 (エンバク) 生育特性:発芽、初期生育は概ね良であった。出穂はハヤブサが最も早く3月10日、最も遅かったのがヘイオーツとアムリIIの4月24日であった。草丈はアムリIIの127cmが最も高く、倒伏は乾燥エンバクとニューオーツでみられ、病虫害の被害は全品種共見られなかった。 収量特性:生草収量の合計収量ではスプリンターの687kg/a、乾物合計収量でもスプリンターの185㎏が最も多い収量であった。

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