- 著者
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福井 弘之
西内 宏一
- 出版者
- 徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
- 雑誌
- 徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 (ISSN:1347099X)
- 巻号頁・発行日
- no.4, pp.74-76, 2004-12
本県の気候風土に適し・収量性・品質等が安定した優良品種を選定し普及促進を図るため、前年の成績を基にイタリアンライグラス早-中晩生系15品種について比較試験を実施した結果、次の成果が得られた。生育特性:発芽、初期生育は全品種良く、1番草の出穂は平年並み、2番草はやや遅れた。草丈は早生種の中で1番草はワセホープIIIの108cm、2番草はタチムシャの89cmが最も高く、晩生種では1番草はマンモスBの110cm、2番草はジャイアントの92cmが高かった。再生は全品種良く、病害虫の被害も無かった。耐倒伏性では、ジャイアント、マンモスB、エースが倒伏した。収量特性:生草総収量は、早中生種でワセホープIIIの655kg/a、晩生種でジャイアント、マンモスBの580kg/a、乾物総収量は早中生種でタチワセの141kg/a、晩生種でマンモスBの158kg/aが最も多かった。