著者
遠藤 大二 及川 伸 泉 賢一
出版者
酪農学園大学
雑誌
酪農学園大学紀要 自然科学編 (ISSN:0388001X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.41-49, 2006-10

一般的に、牛群や個体の管理は牛群検定(乳検)データの統計的解析に基づいて実施されている。季節変動、乳量の個体変動、乳脂肪分、体細胞数などの乳検データをグラフ化するためのアプリケーションソフトが開発された。ソフトはインタラクティブに二次元の散布図を構成する乳検データを選択できるようにデザインされた。データベースアプリケーション(マイクロソフトアクセス)の使用により、参照データ等による修正や乳検とは独立に採取されたデータとも連携した分析が可能になった。分析事例として、2005年12月15日の検査においては、1産目の牛群に比べて2産目以降の牛群で体細胞数の変動が高かったことが示された。このアプリケーションソフトは大学内の乳生産および疾病研究者に、1)乳検データを分析する際の効率を高め、2)研究者独自のデータと生産性の関係分析をより効果的に行うことを可能にし、3)学内の研究協力を推進するという点で、利益をもたらすことが期待される。本論文では、アプリケーションソフトの構築と利用画面について述べる。

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こんな論文どうですか? 牛群検定(乳検)グラフ作成ソフトの構築(遠藤 大二ほか),2006 http://t.co/8iabn9hUrS 一般的に、牛群や個体の管理は牛群検定(乳検)データ…

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