- 著者
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野溝 春子
薩摩林 光
内田 英夫
- 出版者
- 長野県環境保全研究所
- 雑誌
- 長野県環境保全研究所研究報告 (ISSN:1880179X)
- 巻号頁・発行日
- no.2, pp.37-45, 2006
長野盆地で100ppbを超える高濃度オキシダントとなる要因を解明するため、1998年5月から7月にかけて長野盆地辺縁部の低山中腹及び群馬県境の四阿山中腹にオゾン計を設置し、測定結果を常時監視データと比較、検討した。調査期間中、長野盆地で光化学オキシダント濃度が100ppb以上となる状況が4回出現し、内2回は東京湾岸から汚染気塊が傾度風により短時間で流入したもの、他は輸送されてきた上層のオゾン濃度が高い状況下での盆地内の汚染物質の生成・蓄積と前日の東京湾岸からの汚染気塊流入・停滞によるものと推定された。