著者
秋葉 和温
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.303-309, 2009-02

鶏のロイコチトゾーン症と小倉喜佐次郎獣医学博士との関係、そして知り得た日本統治下の台湾の獣医畜産事情。今まで述べてきたように小倉先生や森下薫先生の台湾時代の様子が、少し明らかになったところで、次の疑問が湧いてきました。朝鮮総督府血清製造所(釜山)や満洲の獣疫研究所(奉天)などは、歴代所長や研究者名も、研究報告も、皆さん、かなり知っておられると思います。しかし、台湾に関しては、私自身は、板垣先生と、小倉先生との関係、石谷先生と台北帝大との関係などの、ほんの少ししか知っていないというのが実情でした。私はロイコチトゾーン症の調査研究を通じて、マラリアについての文献を読みましたが、その手懸りは森下先生の「マラリア原虫の生物学及び疫学に関する研究」(昭和38年)で、これから多くのものを学びました。その中には医学関係の研究者について、台湾医学会雑誌、その他に報告された文献が多数紹介されています。

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こんな論文どうですか? 鶏のロイコチトゾーン症と小倉喜佐次郎獣医学博士との関係,そして知り得た日本統治下の台湾の獣医畜産事情(8)(秋葉 和温),2009 https://t.co/9LxwLCZGJf

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