著者
松尾 英輔
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.458-463, 2009-04

人と植物とのかかわりを探る。園芸を通してのしあわせを推進するという「園芸福祉」の概念が提唱されてからちょうど10年になる。この間、高齢者の健康や生きがい対策、まちづくり運動、生活の質の向上に対する市民の関心の高まりなどの社会的背景を追い風に、園芸福祉は急速に市民の間に浸透している。たとえば、園芸福祉に関する新聞記事や勉強会・情報交換ネットワークの増加、園芸福祉を授業科目に取り上げた高等教育機関がみられるようになったことなどが挙げられる。本報では、園芸福祉という言葉の誕生の経緯、その後の普及・発展の様子と課題をまとめてみたい。

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松尾英輔「『園芸福祉』の10年と課題」 http://t.co/xYPX9jVopi

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