- 著者
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佐藤 清隆
- 出版者
- 明治大学人文科学研究所
- 雑誌
- 明治大学人文科学研究所紀要 (ISSN:05433894)
- 巻号頁・発行日
- vol.64, pp.119-154[含 英語文要旨], 2009-03
2005年7月7日(木)と21日(木)の二度に渡り、ロンドンで同時爆破テロが発生した。その死者は50名を越えると報道された。ちょうど、グレンイーグルズ(Gleneagles)で主要国首脳会議(G8サミット)が開催され、また2012年五輪がロンドンで開催されることが決まった(64年ぶり3回目)翌日の出来事であった。この第一回目のテロには、国際テロ組織アルカイダが関係しているとされ、自爆テロを行った容疑者は4名で、パキスタン系英国人3名とジャマイカ系英国人1名と報道された。それぞれ年齢と住まいは、22歳(リーズ)、30歳(デュースベリー)、18歳(リーズ)、30歳前半か?(エイルズベリー)で、彼らは移民2世・3世であった。