出版者
[東北農業試験研究協議会]
雑誌
東北農業研究 (ISSN:03886727)
巻号頁・発行日
no.55, pp.85-86, 2002-12

岩手県における麦作は、主要な転作作物として重要な位置を占めているが、近年麦の本作化が推し進められる中その面積は急激な増大を見せている。しかし、通常の秋播き栽培では、播種作業が水稲や大豆の収穫作業と競合することなどが経営的課題となっている。このような中、春まき栽培や不耕起播種栽培なども試みられているが、十分な解決策とはなっていない。北海道においては、春巻き栽培の補完技術として根雪直前に春播性小麦を播種することにより、融雪直後から生育を開始させ、収量・品質を向上させる技術が取り組まれている。本県の主力品種である秋播性の「ナンブコムギ」について同様の方法で冬期に播種したところ、正常に出穂・成熟し、ある程度の収量も確保されることがわかった。ここでは、冬期播種栽培における生育特性と栽培方法について、これまで検討した結果を報告する。

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こんな論文どうですか? 秋播性小麦の冬期播種栽培技術(荻内 謙吾ほか),2002 http://t.co/BVv12CaxeK 岩手県における麦作は、主要な転作作物として重要な位置を占めているが、近年…

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