出版者
[東北農業試験研究協議会]
雑誌
東北農業研究 (ISSN:03886727)
巻号頁・発行日
no.55, pp.249-250, 2002-12

シンフォリカルポスはスイカズラ科シンフォリカルポス属に分類され、北アメリカからメキシコが原産地の洋種枝物花木である。1本の枝から数本の側枝が発生し、その先端に10数個の果実からなる果房を形成する。この果実は8月下旬以降に肥大し、直径1cm前後の球形状となり、品種により白色またはピンク色に着色する。収穫は果房の3分の1以上が肥大した頃に行い、葉付きで出荷される。暖地・中間値では実付きが悪くなりやすく、秋冷の早い寒冷地が栽培適地で、日本国内の主な生産地として長野県、群馬県などがある。この品目は最近注目されている枝物花木の一つであるが、消費者段階では果実および葉の萎れ、枯れが発生しやすく、改善が望まれている。近年、切り花の品質保持に及ぼす抗菌剤や糖の影響が明らかにされてきており、切り枝類にも効果が期待される。そこで、本研究ではシンフォリカルポス切り枝における抗菌剤とスクロースの連続吸水処理が鮮度保持に及ぼす影響について調査した。なお、本研究では平成12年から実施している新技術地域実用化促進事業「寒冷地における枝物花木類の栽培技術体系の確立」の一部をまとめたものである。

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こんな論文どうですか? シンフォリカルポス切り枝の品質保持に及ぼす硫酸アルミニウム,8-ヒドロキシキノリン,スクロースの影響(西村 林太郎ほか),2002 http://t.co/w5JHMJM7R8
こんな論文どうですか? シンフォリカルポス切り枝の品質保持に及ぼす硫酸アルミニウム,8-ヒドロキシキノリン,スクロースの影響(西村 林太郎ほか),2002 http://t.co/w5JHMJM7R8

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