著者
小田桐理佳
出版者
[東北農業試験研究協議会]
雑誌
東北農業研究 (ISSN:03886727)
巻号頁・発行日
no.58, pp.267-268, 2005-12
被引用文献数
1

えだまめは、全国各地で様々な品種が存在しており、地域特産品として産地化が図られている。最近は茶豆の評価が高く、新潟県や山形県ではすでに「新潟茶豆」や「だだ茶豆」等、ブランドとして確立されている。青森県では、在来種の「毛豆」(晩生種)から、その早生品種「あおもり福丸」「あおもり豊丸」が育成され、この3つの品種を組み合わせて「毛豆シリーズ」として産地化・ブランド化が図られている。これらは、育種や普及関係者の間では、莢の毛が茶色で毛の量が多いため見た目は悪いが、大粒で良食味であると評価されている。そこで、毛豆シリーズのブランド化に当たって、あおもり福丸、あおもり豊丸の食味や外観が消費者にどのように捉えられているのかを定量的に明らかにすることを目的にCS分析を行った。CS分析は、消費者が調査対象とする物のどの要素をどの程度重視しているか、またその改善すべき度合いを数量的に明らかにすることができる手法である。食味アンケートは、一般的な市販の枝豆と、良食味という評価が高い「茶豆系統」の枝豆と比較した場合の2回に分けて実施した。

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