著者
上条 藍悠
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2018年大会
巻号頁・発行日
2018-05-11

山脈周辺のAMeDASでは平地部よりも早い時間に降水を観測していた.そこで山脈周辺の相当温位場の解析とタイムラプスカメラによる雲の様子の撮影を行った結果、日中斜面が日射によって加熱されることにより山脈付近で上昇流が発生していることが分かった.動画中での雲の流れに疑問を持ちAMeDASのデータを集め解析すると夕立のあった日では午後地上で熱的低気圧による海風である日本海側からの北風と広域の南風がぶつかる収束線がある場合が多く、その収束線に沿って東西方向の雲列が発生し平地部に夕立をもたらしていることが分かった.また地上風の様子より山脈上に発達した対流雲が盆地底部上空の雲列へもたらす影響もあると思われる.

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松本盆地の夕立に関しては、松本深志高校の地学会の研究がおもしろいよ https://t.co/CJ2UO8Cwz3 https://t.co/yroWOQRLTB

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