著者
竹田 沙記 中﨑 千尋 伊藤 健人 能都 和貴 本屋敷 敏雄
雑誌
日本薬学会第140年会(京都)
巻号頁・発行日
2020-02-01

【目的】茶に含まれるカテキン類は、様々な生理作用が知られている。特に生理活性が高く、含有の多いものとしてエピガロカテキンガレートがあるが、体内への吸収率は低いと考えられている。また、茶に含まれる成分にカフェインがあるが、カフェインはカテキン類と容易に複合体を形成することが分かっており、またカフェインは同時摂取した成分の体内滞留時間、濃度に変化を与えることも知られている。カフェインがカテキン類の吸収率を増加させるのであれば、茶の生理活性を検討するためには複合体形成による体内動態への影響を調べることが必須と考える。カテキンとカフェイン複合体を投与し、体内動態について検討を行うこととした。【方法】カテキン類とカフェインがモル比1:1となるように複合体を調製後、8週齢のWistar/ST系雄性ラットを無作為に群に分け、複合体を経口投与した。投与後15、30、60、90分と経時的に血漿を採取した。体内のカフェイン量の濃度変化についてLC/MSを用いて測定した。【結果・考察】複合体投与によりカテキン類の種類による、カフェイン濃度の体内濃度に対する影響が示唆された。

言及状況

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@VTEC_MINI_JP カテキンとカフェインは反応して複合体(錯体)を作りやすい物質という知見があるので、コーヒー等と比べると吸収率は低そうです。 ただ、錯体がどの程度生成されてどの程度カフェインの効能を減らすのかは微妙に分からないですね https://t.co/8qyZpRWIkS 錯体の研究 https://t.co/P2rK1kEc0z
カテキンに関してはこれが出てきたけど結果がわからない… https://t.co/Fjnyk04ssZ
@jitenshap たしかにコーヒーよりシャキッとする感覚は少ないです。カフェインとカテキンが結合する影響なんですかね?? https://t.co/30trs2O1xa https://t.co/Nu9S8iX9zk

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