著者
酒井 映子 末田 香里 内島 幸江 サカイ エイコ スエダ カオリ ウチジマ ユキエ Eiko SAKAI Kaori SUEDA Yukie UCHIJIMA
雑誌
名古屋女子大学紀要. 家政・自然編 = Journal of Nagoya Women's University. Home economics・natural science
巻号頁・発行日
vol.40, pp.145-153, 1994-03-05

"中国貴州省吾南部の苗族と布依族の食文化の特徴の一端を栄養的側面から明らかにすることを目的として,日常の食事状況について調査研究を行った.中国における栽培作物の事情は,1980年の「包産到戸」,すなわち農家の個人販売許可によって,食料作物から経済作物へと変化している.このような状況の中で,少数民族である苗族や布依族においても食料事情には変化が生じているものと考えられる.そこで,主として日常の食物摂取状況から両民族間の比較検討を行い,さらに,現状の栄養的問題についても若干の検討を行ったので報告する."
著者
"内島 幸江" "ウチジマ ユキエ" Yukie" "UCHIJIMA
雑誌
名古屋女子大学紀要 = Journal of the Nagoya Women's College
巻号頁・発行日
vol.16, pp.59-64, 1970-03-15

"パイ皮の材料に関する検討を行ない,大豆たんぱく粉を添加した,大豆油を用いたパイ皮を試作し,その保存中の成分の変化について研究した結果,次のことが認められた.大豆油を用いたパイ皮へ,大豆たんぱく粉を添加した場合,四種の大豆たんぱく粉のうちでエスサンミートがたんぱく質含量が高く,嗜好的にも好まれ,ミートパイ,ピッツアパイようの食品として利用できた.また大豆たんぱく粉を添加した場合.パイペーストにスープを用いたものが.官能テストの評価が高く,油脂の酸敗度も少なかった.すなわちスープを加えたパイ皮は保存性が高められ,味も良好であり,また大豆たんぱく粉は小麦粉の10%まで添加可能であった.パイ皮のデンプンのα化度においては油脂の添加量が少なく,加水量の多いものほど高かったが保存中の変化はほとんどみられなかった.終りに本研究に御協力いただきました寺沢敏子,中村章子の諸嬢にお礼申し上げます.また試料を提供していただいた豊年製油KK,味の素KK,大日本製糖KKに感謝致します."