著者
ハンス ウイルヘルム・ウインフォルシュト 杉山 道雄 鷲見 孝子
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.642-646, 2008-06

世界の牛肉、豚肉などの食肉生産が2020年にむけて先進諸国から発展途上国へと立地変動するということをホフマンなどと唱えて世界畜産会議でCompetitiveness of East Asian Livestock Productionと題して発表した。鶏肉の2016年への展望については本誌4月号で紹介しているが豚肉について紹介したい。豚肉の世界食肉生産の中に占める割合は過去10年以上にわたって38%以上でかなり安定している。けれども地域環境動態の観点から分析を進めてみよう。第1は世界における豚肉生産の地域動向と第2は豚肉貿易の地域別動向の変化を分析し、その上で第3はこれからの10年後の2014年にそれら豚肉生産と貿易がどのように変化するかを分析してみよう。