著者
長綱 啓典 バッソ ルカ シュトルク セバスティアン
出版者
帝京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の主要な目的は、ライプニッツの公共の福祉論を彼の実践哲学の核心として取り出し、その特徴と歴史的意義を明らかにすることに存する。この目的を実現するために、一年目にはイタリアからルカ・バッソ博士を、二年目にはドイツからセバスティアン・シュトルク博士を招聘し、それぞれ講演を開催した。また、研究代表者自身も、ライプニッツの公共の福祉論の重要なファクターである、彼の保健・衛生行政論について学会発表を行った。これらの研究により、ライプニッツの公共の福祉論の特殊近世的な特徴がこれまで以上に明らかとなった。