著者
ブラン スティーベン
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.300-305, 2019-06-24 (Released:2019-08-30)
参考文献数
9

図書館は,物理的・デジタルの書庫としてのみならず,さらに別の役割を果たすアーカイブズとしても機能している。すなわち,蔵書,利用者の行動,そしてそれらに関わるすべてのデータのアーカイブズである。しかし,この機能は,図書館自身と利用者の双方からしばしば見過ごされている。こうしたデータ・アーカイブズの可視化は,教育・研究の両面において,コミュニケーション,分析,教育のための媒体として利用可能であり,教育と学習における図書館の役割を再考するための,新しい枠組みを提供する。本稿では,ノースイースタン大学図書館において作成された視覚化プロジェクトをケーススタディとして,図書館におけるデータ視覚化の活用について報告する。そしてこれらのプロジェクトが,教育・研究における図書館の機能を再文脈化するために,どのように活用されてきたのかについて議論する。
著者
ブラン スティーベン
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.300-305, 2019

<p>図書館は,物理的・デジタルの書庫としてのみならず,さらに別の役割を果たすアーカイブズとしても機能している。すなわち,蔵書,利用者の行動,そしてそれらに関わるすべてのデータのアーカイブズである。しかし,この機能は,図書館自身と利用者の双方からしばしば見過ごされている。こうしたデータ・アーカイブズの可視化は,教育・研究の両面において,コミュニケーション,分析,教育のための媒体として利用可能であり,教育と学習における図書館の役割を再考するための,新しい枠組みを提供する。本稿では,ノースイースタン大学図書館において作成された視覚化プロジェクトをケーススタディとして,図書館におけるデータ視覚化の活用について報告する。そしてこれらのプロジェクトが,教育・研究における図書館の機能を再文脈化するために,どのように活用されてきたのかについて議論する。</p>